『ロッキー・ザ・ファイナル』 【感想】 前作(「ロッキー5」)のラストに納得していなかった人は多かったと思いますが、じつは主演のロッキー(シルベスター・スタローン)も不完全燃焼だったようで、なんと第1作から30年もの月日を経てロッキーの最終章にふさわしい作品が作られました。 今回の【ロッキー・ザ・ファイナル】は、妻を亡くしイタリアンレストランのオーナーとして生計を立てているロッキーが、もう一度リングに立ちたいという気持ちを抑えきれず、最後の戦いに挑むというものですが、シルベスター・スタローンと同じく、ロッキーも60歳を過ぎ、毎朝の亡き妻の墓参りと、ロッキーの過去の栄光のせいで溝が出来てしまった息子との関係修繕に悩む日々を送っています。 当然、若い日のようなファイトなどとても出来ません。プロのライセンスを失ってしばらく経ち、再審査を受けるも審査員達から「もう現役に戻るのはとても無理なのでは・・・」と、止められます。 そんなたそがれ状態のロッキーが、若き無敗のチャンピオンと戦うことで家族との絆を取り戻し、再生していく姿は感動的でした。 派手なハリウッド風の演出を抑え、原点に返った映像や過去作品の回想シーンなどロッキーファンにはたまらない演出も良かったです。 いつものトレーニングシーンも健在で冷凍肉を叩いていましたし(笑)。 年を重ね、現役時の体力はもうないのに何度殴られても立ち上がり続けるロッキーの不屈の精神に感動しました。 ファイナルにふさわしい作品だったと思います。 気になる新作映画 最近見た映画 おすすめ映画 dvd 今月のいいオトコ アメコミヒーロー映画 更紗のよもやま日記 リンク集 このサイトについて |
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